緑内障の発症が分かったら早めに治療を

緑内障を発症していることが分かったらできるだけ早めに治療を始めて

早期発見・早期治療が重要な「緑内障」

どんな病気でも早期発見・早期治療は重要なカギとされていますが、目の病気の一つである「緑内障」においても、発見が遅れることで症状がますます悪化する恐れがあるため、病気を発症していることに少しでも早く気付くことが症状改善の第一歩となっています。

ただ、緑内障は治療を受けることで症状が完治するわけではなく、あくまでも現状を維持するための治療であり、症状を改善するといっても緑内障によって失った視野が元通りになることはありません。緑内障は眼圧が高くなることで発症するケースが多く、そのような場合はまず眼圧を下げて安定させる治療が必要となります。眼科では主に点眼薬を使用した眼圧を下げる治療を行なっていきますが、この治療の効果は眼圧を下げるということですから、決して緑内障の症状を完全に治す目的のために行なわれるものではないのです。

とは言え、緑内障の症状は放置し続けると失明するリスクも高まり非常に危険です。眼科における治療は緑内障の症状を少しでも早く対処し、症状が悪化しないよう進行を抑制することを目的として行なわれているので、失明のリスクを低く保つためにも、まずは眼科での治療が先決というわけですね。

緑内障は自覚症状がないからこそ検査が必要

皆さんがもし緑内障を発症していることが分かった場合は、早めに治療を始めることが大切です。早期段階で治療を始めることができれば、症状もそれほど重くなく、将来的に見える視野も狭くならずに済みます。

しかし、緑内障は自覚症状が見られない病気であることでも有名ですから、皆さんが緑内障を発症していたとしても発症に気付かないこともあるものです。特に初期の緑内障は目の変化を自分で感じることもほとんどありませんし、異変を感じていたとしても放置してしまうことの方が多いため、発見が遅れてしまうこともあります。

緑内障は早く症状に気付き、早く治療を始めなければ、先に述べたように症状はどんどん悪化していってしまいます。では、どのようにすれば緑内障を発症していることに早く気付くことができるようになるのでしょうか?そこで必要不可欠となっているのが、眼科で行なわれている緑内障の症状を調べるための様々な検査です。

緑内障を調べるための様々な検査

自覚症状が見られない緑内障の発症を確かめるためには、眼科でいくつかの検査を受けなくてはなりません。わざわざ検査を受けなければならないのはとても億劫に感じてしまうかもしれませんが、検査を受けることで緑内障を発症していることも分かりますし、緑内障にかかりやすい「緑内障予備軍」であることもチェックすることができます。症状が見られないからこそ検査結果が重要となっていますので、現在緑内障の心配が見られないという皆さんも念のため検査を受けておくことをおすすめします。

緑内障の症状を調べることができる検査には、眼圧の数値を測定する「眼圧検査」や見えている視野の範囲をチェックする「視野検査」、隅角が塞がっているかまたは開いているかをチェックする「隅角検査」、そして視神経や網膜の状態を診る「眼底検査」などがあります。

緑内障は眼圧が高くなることで発症する他、眼圧が正常値であっても視神経にダメージが加わり、その結果緑内障を発症してしまうこともあるので、眼圧検査だけではなく様々な検査を受けた結果を照らし合わせて緑内障を発症しているかどうかを診断することになります。このような検査によって皆さんが緑内障を発症しているかどうかが分かりますので、まずはかかりつけの眼科を受診して検査を受けることから、緑内障の早期発見に働きかけていきましょう。