点眼薬を使った一般的な緑内障治療

高くなった眼圧を下げる!点眼薬を使った一般的な緑内障治療

緑内障の対処は眼科での治療から

「緑内障」を発症した場合、まず皆さんは眼科で治療を受けることが必要となります。眼科では様々な目の病気の治療を受けることができますが、緑内障についても眼科で治療を受けることによって症状を落ち着かせていくことができるようになっています。

ただし、緑内障という病気は完治することがありません。治療をしても完治はせず、皆さんは生涯病気と付き合っていかなければならないのですが、これは症状を放置していても良いという意味ではなく、治療を続けていく中で緑内障という病気と向き合っていくことが大切と考えられています。

眼科で適切な治療を受けることで、緑内障の症状は緩和され、安定していきます。これ以上症状が悪化することのないよう続けていくべき治療となっていますから、緑内障の発症後はまず眼科で治療を受けることを第一に考えておきましょう。

自覚症状がないためなかなか気付きにくい病気ではありますが、眼科では緑内障を調べるための様々な検査も受けることができます。検査を受けることによって緑内障を発症しているかどうかを診断してもらえますので、現在は緑内障の心配を抱えていないという皆さんも念のため検査を受けて目の状態をチェックしておきましょう。

点眼薬を使った緑内障の治療

このような特徴を持つ緑内障の治療は、主に「点眼薬」を使って行なわれていきます。緑内障の症状は眼圧が高くなることで現れますから、点眼薬を使用して眼圧を下げることで症状を安定させていくのです。ここで気をつけなければならないのが、先ほども述べたように緑内障は完治することがない病気であるということです。

点眼薬は完治させるために使うのではなく、あくまでも眼圧を下げる効果を得るために使うものであって、緑内障が治るわけではありません。点眼薬を使用すれば視野が広くなるとか、失った視野を取り戻すことができるなどとは理解しないようにしましょう。

また、緑内障はいくつかタイプがありますので、治療に使用する点眼薬も症状によって異なっています。同じ緑内障という病気でも発症メカニズムに違いがあったり、人それぞれ眼圧に差があったりするため、皆さんに合った治療を受けることが重要となっています。ここからは緑内障の治療に使用される様々な点眼薬の種類を見ていくことにしましょう。

眼圧を下げる作用のある点眼薬の種類

まず近年よく使用されている点眼薬に「β遮断薬」があります。β遮断薬は房水が産み出されることを抑制し、上昇した眼圧を下げる効果がある点眼薬です。副作用が少ないことが特徴的ですが、喘息持ちである皆さんや心臓疾患を抱えている皆さんにとっては病状の悪化に繋がる恐れがあるため禁忌薬とされています。

また同じく房水にの産出に関わる作用のある点眼薬には「炭酸脱水酵素阻害薬」が挙げられます。房水が産出される際に発生する炭酸脱水酵素の働きを阻害する作用があり、房水が産出される量を少なくして眼圧を下げることができます。眼圧を下げる効果はβ遮断薬に比べると低いものの、さらに副作用は少ないため安全面の高い薬と見られています。

そして眼圧が正常値であっても緑内障を発症してしまう「正常眼圧緑内障」に使用される点眼薬としては「プロスタグランジン関連薬」が挙げられます。プロスタグランジン関連薬はぶどう膜や強膜からの房水の流れを良くする作用があり、使用することで眼圧を下げていくことができます。

角膜障害が起こる、結膜が充血する、まつ毛が増えるなどの副作用が現われる使用回数が1日1回と少ない点も使いやすさの特徴とされ、近年ではよく用いられるようになりました。点眼薬は1種類を使用することもあれば、2種類以上の薬を併用することもあります。医師とよく相談の上で緑内障の治療を続けていきましょう。