緑内障にとって重要な「眼圧検査」

基準値よりも高い場合は注意!緑内障にとって重要な「眼圧検査」

眼圧が高くなることによって現われる「緑内障」

「緑内障」を発症する原因として第一に考えられているのが「眼圧の上昇」です。眼圧が上昇して数値が高くなることによって、視神経が傷つき、緑内障を発症してしまうのです。症状としては視野が欠けて狭くなるということですが、最悪の場合は視野がどんどん狭くなり、失明してしまう危険性もあります。緑内障は完治することのない病気でもありますし、こうした危険性の高い病気であることもしっかり理解しておかなければなりません。

ただ、完治することはなくても、症状を安定させて眼圧を下げるなど改善させていくことは可能です。緑内障は治療を受けることによって症状を落ち着かせていくことができるため、適切な治療を続けていれば失明するリスクも避けることができるのです。もし皆さんが緑内障を発症してしまった場合は、まず医師の指示に従って治療を続けていくことから始めていきましょう。

また、現在緑内障を発症しているかもしれない、緑内障を発症する危険性があるかどうか調べたい、と考えている皆さんは眼科で検査を受けることをおすすめします。緑内障の症状を調べるための検査は様々ありますが、中でも「眼圧検査」は緑内障の検査において最も重要なものとされています。ここからは眼圧検査について詳しく見ていくことにしましょう。

眼圧を測定する「眼圧検査」3つのタイプ

眼圧検査は大きく3つのタイプに分けることができます。麻酔をしてから「ゴールドマン眼圧計」を使って測定するタイプ、入院中の患者さんなどが使用する「シェッツ眼圧計」で測定するタイプ、そして定期検診や健康診断、人間ドックの際に用いられる「空気圧」によって眼圧を測定するタイプの3つが挙げられますが、現在主に使われているのは1番目に挙げたゴールドマン眼圧計です。

点眼薬による麻酔をした後、色素を付けた角膜に眼圧計をセットし、眼圧を測定していきます。ゴールドマン眼圧計で眼圧検査を受ける姿勢は、椅子に座って眼圧計に顎を乗せる、といった形になりますから、それほど辛くもなく時間も数分で済みます。またシェッツ眼圧計を使用した眼圧検査についても、点眼薬での麻酔後に角膜に眼圧計をあてて測定していきますが、この場合は仰向けに寝た状態のままで検査を受けることになるため、主に目の病気で入院中の患者さんに用いられる検査方法となっています。

そして空気圧によって眼圧を測定するタイプの検査は、眼科での定期検診や病院での人間ドックで眼圧検査を受ける場合に用いられる方法なので、麻酔もなく30秒程度で検査は終了します。眼圧が気になっているという皆さんは、まず眼科で定期検診を受けることから目の状態をチェックしてみると良いでしょう。

眼圧が正常値でも緑内障を発症している恐れが

眼圧検査を受けることで、皆さんは自分自身の眼圧の数値を知ることができます。眼圧の基準値は10mmHg?20mmHgですから、この数値よりも高い場合は眼圧が上昇していることによって緑内障を発症している恐れが考えられます。ただ、緑内障にも様々なタイプがあり、眼圧が正常値であるにもかかわらず発症する「正常眼圧緑内障」の場合には、眼圧検査のみでは緑内障であるかどうかを判断することができません。

正常眼圧緑内障であるかどうかを判断するためには、眼圧検査の他に眼底検査や視野検査も受ける必要があります。定期検診による眼圧検査で数値に異常が見られない場合でも、眼底検査や視野検査を受けることで緑内障を発症していることが分かることもあるので、この機会に念のため一連の検査を受けてみることをおすすめします。