副作用によって現われる緑内障の症状

薬の使用・服用後に現われる緑内障の症状は副作用による影響が

「緑内障」を発症したことによるリスク

一般的に「緑内障」は眼圧が高くなることで発症する病気です。もちろんただ眼圧が高くなること自体が緑内障の症状ではなく、眼圧の上昇によって視神経がダメージを受けることで、視野が欠けてしまうという症状が緑内障の特徴となります。視野が欠けてしまう、ということは視野の一部分が見えにくくなるということで、症状が進行するにつれて見えにくい部分も増えていってしまいます。

その結果、失明してしまう恐れもあるため、早めの対処が必要な病気でもあります。失明という結果は最悪のケースではありますが、緑内障を発症した以上は失明のリスクを抱えていることをよく理解しておかなければなりません。

そのリスクを避けるためには、やはり緑内障を発症しないようしっかり予防をしておくこと、緑内障を発症してしまっても早期発見・早期治療を心がけることが重要となっています。特に緑内障の発症後はすぐに治療を始めることで、症状の進行を妨げることができますから、視野がこれ以上欠けてしまうこともなく、現状を維持することが可能です。

ただし、一度失ってしまった視野が回復することはありません。現代の医療では、緑内障によって失った視野を取り戻すことは不可能なので、治療では症状の進行を抑えることが目的となります。緑内障の治療を受ける際にはこうした注意点も理解しておくようにしましょう。

薬の使用や服用によって発症するタイプの緑内障

また、緑内障は様々な要因によって発症するため、自分自身の緑内障がどのようなメカニズムで発症しているのか、というポイントについても考えておく必要があります。眼圧が高くなるタイプの緑内障もあれば、眼圧が正常な場合にも発症する緑内障もありますし、薬の使用や服用によって発症するタイプの緑内障も実際に見られていますから、どのようなメカニズムで自分は緑内障になったのか、といったことについても目を向けてみるようにしましょう。

特に薬の使用や服用によって発症するタイプの緑内障には、薬の副作用として緑内障の症状が現れていることが考えられます。つまり、副作用が現れたことで緑内障を発症してしまったため、緑内障発症のメカニズムの原因は使用した薬、服用した薬にあるというわけです。

薬の副作用による緑内障の発症はそれほど多くはありませんが、市販されている総合風邪薬やアレルギー薬の服用、点眼薬や塗り薬などの軟膏の使用によって緑内障を発症することがあります。急激に症状が現われる場合もあれば、慢性的に症状が進行する場合もあるため、同じ副作用による発症にしてもケースによって様々です。目の状態が少しでもおかしいと感じたら、すぐに眼科を受診しましょう。

緑内障には「禁忌薬」も

このように、薬の副作用によって緑内障が発症することがありますが、緑内障を既に発症している場合にも、薬の使用や服用に注意が必要となっています。緑内障の「禁忌薬」とも呼ばれているため、発症後に薬を使用したり服用したりすることで、症状が悪化してしまう恐れがあり大変危険です。

代表的な禁忌薬としては、炎症を抑える効果のある「ステロイド剤」や「抗コリン」作用のある薬です。抗コリン作用のある薬は上記で挙げたような総合風邪薬、花粉症などのアレルギー薬、点眼薬にも含まれていることが多いので、薬に含まれている成分には十分に注意しておきましょう。

禁忌薬の使用や服用を避けるためには、市販薬の成分はしっかり調べてから使用・服用すること、市販薬は医師に相談してから使用・服用すること、病院で薬を処方してもらう時にはお薬手帳を持参することなど、薬に関する注意点も頭に入れておくようにしましょう。