眼圧が正常値でも進行の恐れはあるもの

眼圧に関係なく注意は必要!眼圧が正常値でも進行の恐れはあるもの

眼圧が上昇する以外にも緑内障発症の要因が

「緑内障」というと眼圧が上昇することで症状が進行していく病気である、という認識が一般的ですが、近年では眼圧が上昇していない場合でも緑内障を発症するケースが増えてきています。「正常眼圧緑内障」と呼ばれるタイプの緑内障で、眼圧が正常値であるにもかかわらず視神経がダメージを受け、結果的に緑内障を発症し、視野が狭くなってしまうという特徴が見られます。

緑内障は決して眼圧の数値だけが関わっている病気ではなく、様々な要因が重なって発症する病気なので、もし眼圧が正常値である場合にも緑内障になってしまうことはありますし、発症後についても眼圧が上昇していない状態である場合に症状が進行してしまうこともあるものです。眼圧以外の要因にも目を向けておくことも緑内障における注意点ですから、正常眼圧緑内障を患っている皆さんも、まずは適切な治療によって緑内障の症状を安定させていきましょう。

「正常眼圧緑内障」に関する注意点

ただし、正常眼圧緑内障も基本的には点眼薬を使用して眼圧を下げる治療を行なっていきます。眼圧は正常値であるものの、少し高くなっただけでも視神経へダメージが加わってしまうので、眼圧をさらに下げてダメージを減らしていくのです。このような治療を行なうことで緑内障の進行を妨げ、症状を安定させていくことができます。

また、治療を受けるだけではなく、視神経をダメージの受けにくい状態にしていくために様々な改善法を試してみることもおすすめです。正常眼圧緑内障の発症要因としては、慢性的な眼精疲労、過度なストレス、血行不良、不規則な生活習慣などが挙げられますので、こうした問題点を見直すことで症状の進行を抑えていくことが必要です。もちろん、眼精疲労やストレスが直截的に緑内障の原因となっているわけではありません。日頃から抱えている眼精疲労やストレスによって視神経が傷つきやすくなってしまっていることから、緑内障を発症しやすい状態にもなってしまうというメカニズムをよく覚えておきましょう。

眼精疲労やストレスを抱えていても緑内障にかからない人はいますし、非常に視力が低い「強度近視」である皆さんは眼精疲労やストレスに関係なく、網膜が薄くなっていることが要因となって緑内障にかかりやすいと考えらえています。そのため、眼圧が正常値であっても緑内障を発症する確率が高くなってしまうのです。

緑内障の進行を避けることが必要不可欠

このように、緑内障は眼圧の上昇に限らず、様々な要因によって発症・進行していきます。正常眼圧緑内障を患っている皆さんは、まず眼科での治療をしっかり受けること、そして症状を進行させやすくする要因とされている眼精疲労やストレスを緩和させ、緑内障の進行を予防していきましょう。

緑内障は発症すると完治することのない病気ですし、症状が進行していくにつれて失明するリスクも高まっていきます。必ずしも失明するわけではありませんが、発症した以上リスクは少なからずあるものと考えておきましょう。失明のリスクを低くするためには、やはり緑内障の進行を避けることが必要不可欠です。眼科での治療も症状の悪化を防ぐためのものですから、皆さんそれぞれの緑内障の症状に合った治療を続けていきましょう。

完治することのない緑内障は生涯付き合っていかなければならない病気ですが、症状を安定させることができれば日常生活も問題なく送ることができます。ただ緑内障は生活習慣も症状の進行に関わっていますので、不規則な生活を見直し、健康的な生活を送るよう一人一人が心がけていくようにしてくださいね。