処方された薬はお薬手帳での管理を忘れずに

禁忌薬の危険を防ぐ!処方された薬はお薬手帳での管理を忘れずに

「緑内障」という病気の危険な点

「緑内障」という目の病気には危険な点がいくつかあります。まず1つ目は「自覚症状が見られない」ということです。初期段階ではほとんど症状がなく、患者自身が「自分は緑内障である」と気付くことは非常に稀です。また症状が進行しても放置してしまうkとが多く、知らず知らずのうちに悪化してしまっていることも少なくありません。気付いた頃にはかなり悪い状態になっていた、ということも考えられるので、定期的な検査での予防が重要となっています。

2つ目は症状を放置しておいた際の「失明のリスク」です。自覚症状がないことから、少しおかしいと感じても症状を放っておいてしまうことがありますが、そこには皆さんの目が将来的に見えなくなってしまう、というリスクがあります。緑内障の対処は早期発見が基本ですので、少しでも目の不調を感じたらすぐに眼科を受診しましょう。理想としては先に挙げたように定期的に検査を受けることになりますが、自分自身で感じることがあれば迷わず眼科の医師に相談するようにしてください。

そして、緑内障は「完治することがない」という特徴も持っています。これが3つ目になりますが、一度発症すると完全には治すことができないのが緑内障という病気です。治療は行なうものの、緑内障の治療は完治を目指すためのものではなく、症状を少しでも抑えていくためのものです。症状がこれ以上悪化することを防ぐための治療なので、その点をよく理解しておくことも必要です。

緑内障の「禁忌」って?

このように、緑内障には危険な点がいくつかありますが、もうひとつ「禁忌」についても見ておくことにしましょう。緑内障には「禁忌」としてしてはいけない行動があります。例えば、うつ伏せの状態で寝ると眼圧が高くなるので、緑内障を発症している場合は就寝時にうつ伏せになることは危険なこととされていますし、暗い場所に行くと隅角が塞がってしまう恐れがあるので、「原発閉塞隅角緑内障」を患っている場合は暗い場所で作業を行なうことも禁忌と言われています。

眼圧の変化や目の状態の変化に関わる問題であるため、禁忌を犯すと緑内障の悪化に繋がりやすくなるのです。特に隅角が塞がってしまうと「急性緑内障」の発作を引き起こす恐れもあるので、原発隅角緑内障である皆さんは十分に注意しておきましょう。

病院を受診する時はお薬手帳を忘れずに

また、行動としての禁忌だけではなく「禁忌薬」として、緑内障発症後に服用してはいけない薬もあります。代表的なものとしては炎症を抑える働きのある「ステロイド剤」、風邪薬や花粉症薬など「抗コリン」作用がある薬が挙げられますが、どちら服用することで眼圧を上昇させてしま恐れがあると見られています。つまり、緑内障の悪化に繋がってしまう恐れがあるということなので、禁忌薬として扱われているというわけです。

こうした禁忌薬の服用を避けるためには、まず処方された薬を「お薬手帳」でしっかりと管理しておくことが重要となります。眼科で処方してもらった薬、内科で処方してもらった薬、歯科で処方してもらった薬など様々あるかと思いますが、処方された薬に含まれているは全てお薬手帳に記しておくことが必要となります。処方箋をお願いする薬局に提示することで記入してもらうことができるので、病院を受診する際には必ずお薬手帳を持参することを忘れないようにしておきましょう。

万が一、禁忌薬を処方されそうになったとしても、眼科で処方してもらっている緑内障の点眼薬などの情報が分かれば、病院側でチェックすることができますから、自分自身の目の安全を守るためにもお薬手帳はいつも鞄に入れておくなど、分かりやすい場所に保管しておくと良いでしょう。