とにかく症状の進行を抑えることが大事

とにかく症状の進行を抑えることが大事!緑内障への適切な対応

緑内障の症状変化は発症後の対応次第

「緑内障」は発症後の対応次第で症状に変化が見られる病気です。発症の原因は主に眼圧の上昇となっていますが、近年では眼圧の数値に異常がない「正常眼圧緑内障」なども増加傾向にありますし、薬や病気が影響して現われる「続発緑内障」、生まれつきの発達異常によって現れる「発達緑内障」といったように様々なタイプの緑内障があります。それぞれ発症のメカニズムは異なり、治療法に違いが見られることもあります。

ただし、発症後に症状を放置し続けていると失明する危険性があるのはどのタイプの緑内障にも言えることです。発症後に適切な対応をせず、放置していることで症状はどんどん進行していってしまいますから、気付いた頃には失明する寸前の状態になってしまうことも考えられないことではありません。

もちろん、緑内障になったからといって全ての人が失明するわけではなく、適切な治療を受けることで症状の悪化を防ぎ、普段通りの生活を送ることもできます。しかし、緑内障は自覚症状が乏しい病気であるため、場合によっては症状がある程度進行するまで発症に気付かないこともあるのです。発症していることが分からない限り治療を始めることはできませんから、できるだけ早く発見するためにも、緑内障は眼科で検査を受けることが重要とされています。

眼科で受けられる緑内障の検査

眼科で受けられる緑内障の検査には、眼圧検査、眼底検査、隅角検査、視野検査などが挙げられます。眼圧検査は眼圧を測定するための検査ですし、眼底検査は緑内障の早期発見には欠かせない検査です。そして隅角検査については、原発性の緑内障である「原発開放隅角緑内障」と「原発閉塞隅角緑内障」の違いを確認することができる検査となっています。

原発開放隅角緑内障は隅角部分が広いものの、シュレム管の目詰まりが引き起こってしまうことで房水の流れが悪くなり、緑内障を発症してしまいます。反対に原発閉塞隅角緑内障においては、隅角部分が狭まっていることから眼圧が高くなってしまうため、隅角が広いか・狭いかといったポイントでどちらの緑内障を発症しているかが判断できるようになっているわけです。

原発性の緑内障は眼圧も高くなるので眼圧の検査も行ないますし、視野検査では緑内障の進行状態を診ることができますから、視野検査によって現在の症状を確認することも必要不可欠です。こうした検査は定期的に受けることが大切なので、一度だけ検査を受けるのではなく、ある程度の期間を置いてからまた検査を受け、眼圧や視野などの状態をその都度確認してもらうようにしましょう。

緑内障は進行を抑えることが大事

緑内障はとにかく症状の進行を抑えることが大事な病気です。と言うのも、緑内障を一度発症すると完治することがないからです。現代の医療では緑内障によって失われた視野を取り戻すための治療を行なうことはできません。視野は視神経がダメージを受けることで徐々に欠けていきますが、ダメージを受けた視神経を回復させることができないため、緑内障を完治させることは現段階では不可能となっているのです。

ただ、これまで見てきたように緑内障は検査を受けて早期に発見し、適切な対応をすることで症状の悪化を防ぐことができます。症状が今以上に悪化することは免れますので、まずは定期的な検査で緑内障の早期発見を心がけるようにしてください。そして医師の指示に従って治療を続けていき、緑内障と上手く付き合っていく努力も欠かさないようにしましょう。