緑内障の中期・後期に現われる様々な症状

慢性的に進行していく緑内障、中期・後期に現われる様々な症状

自覚症状が見られない「緑内障」の初期段階

緑内障の大きな特徴には「自覚症状が見られない」という点が挙げられます。私達は病気を発症すると、様々な自覚症状を感じるようになりますが、緑内障の場合はほとんど自覚症状がなく、自分でも緑内障を発症していることに気付かない、ということは決して少なくありません。

しかし、これは初期段階の緑内障の場合です。緑内障は5?10年をかけて徐々に進行していくため、自分でも気付きにくいスピードで異変が起きていることが考えられます。あまりに進行が遅いため、気付いた頃には症状が中期、後期となっていき、最悪の場合は失明してしまう恐れもある病気です。

もちろん、適切な治療を受けることで失明の危機は免れることができますし、中期の段階で対処することで進行を抑えることも可能です。ただ、やはり中期以降でも症状を放っておいてしまうケースも多く、検査も受けないということもあるものです。緑内障は何よりも早期発見が大切と考えられているので、まずは定期的に検査を受けて緑内障の発症に気付くことが必要です。緑内障が発症しやすくなる40歳以上の皆さんは、定期的な検査で緑内障予防をしていきましょう。

緑内障の中期、後期に見られる症状の変化

では、緑内障は中期、後期と症状が進行するとどのような状態へと変化していくのでしょうか?初期症状はほとんど見られず、日常生活にも支障がない状態ですが、実はこの段階でも既に視野は欠け始めています。徐々に視野が欠けていくので生活をしていく上では変化がないように見られますが、初期症状としては少し視界がかすんで見えるなどの変化が見られることもありますので、ちょっとした変化を見逃さないことで早期発見することができる場合もあります。

そして中期以降になると、視界のかすみはさらに強くなり、視野が欠ける範囲も徐々に広くなっていきます。約4分の1の視野が欠けてしまうとも考えられているので、初期段階と比べて中期段階に入ると自覚症状も感じやすくなります。中期段階のうちに眼科を受診し治療を始めることができれば、これ異常視野が狭くなることはありませんし、失明するリスクも低くなりますが、このまま放置し続けてしまうと症状は後期段階へと進み、大変危険な状態となります。

ほとんど視野が欠けてしまっていることから、普通に歩いていても壁や物にぶつかってしまったり、日常生活にも悪影響が現れたり、できるだけ早く進行を抑えることが重要です。場合によっては手術を受けなければ失明してしまう恐れもありますので、眼科を受診後は医師の指示に従って早急に治療を始めるようにしましょう。

緑内障の進行状態を調べる「視野検査」

最初は自覚症状がなく、進行スピードも遅い緑内障ですが、中期や後期の段階に入ると患者自身にも徐々に自覚症状が見られてくることになります。眼科では緑内障の自覚症状を確認するために「視野検査」なども行なっていますので、既に皆さん自身に自覚症状が見られている場合には、どのくらい症状が進行しているのかを調べる視野検査が必須ということをよく覚えておきましょう。

また、緑内障の早期発見には「眼底検査」も用いられます。緑内障は眼圧の高さが影響して現われる病気なので、眼圧を測定するための「眼圧検査」を受けるものだと思いがちですが、眼圧検査の他にも先に挙げた視野検査や眼底検査も重要な診断ポイントとなっているのです。少しでも早く発症していることに気付くためにも、このような緑内障の検査を定期的に受け、失明の危機を防いでいきましょう。