薬や病気の影響によって発症する緑内障

緑内障発症のリスクは薬に含まれる成分や病気による影響からも

緑内障が引き起こる要因は様々

一般的に眼圧の上昇によって引き起こることが「緑内障」の特徴ですが、場合によっては眼圧の上昇の他、様々な影響が重なって緑内障を発症するケースもあります。例えば「正常眼圧緑内障」と呼ばれる緑内障は、眼圧の数値が正常であるにもかかわらず視野が欠けるなど緑内障の症状が現われるようになります。

この場合は眼圧による視神経のダメージではなく、他の要因によって視神経がダメージを受けやすい状態になり、結果的に緑内障を発症してしまう、というメカニズムだと考えられています。要因としては血行不良であること、頭痛持ちであること、冷え症であること、眼精疲労やストレスを溜め込んでいること、生活習慣が乱れていることなどが挙げられ、中高年層だけではなく若年層の皆さんも発症する恐れがあり大変危険です。

緑内障は「目の成人病」とも言われているほど生活習慣と深く関わっている病気です。不規則な生活を続けている皆さんは緑内障を発症しやすい状態を自分自身で作ってしまっていることになるので、まずは生活習慣の改善から緑内障を予防していくことをおすすめします。

食生活の見直しや運動不足・睡眠不足の解消など、今から始められる予防策はたくさんあります。緑内障は一度発症すると生涯病気と付き合っていなければならない病気ですから、とにかく発症を防ぐことが大切です。もし発症してしまっても、症状の進行を抑えることで悪化を防ぐことは可能です。緑内障と生活習慣の関係についてもしっかり考えておくようにしましょう。

病気の合併症として現われる緑内障

また、緑内障は様々な病気の合併症として発症することもあるため、現在持病を抱えている皆さんは合併症による緑内障にも気をつけておく必要があります。

例えば「網膜色素変性症」や「黄斑変性症」などの目の病気は、悪化するにつれて緑内障を発症しやすくなっていきますし、「ぶどう膜炎」なども合併症として緑内障の症状が現われることが多く見られています。ぶどう膜炎については緑内障だけではなく、水晶体が白く濁ってしまう「白内障」も発症しやすいと考えられているので、症状の悪化や再発には十分注意しておかなければなりません。

その他、目の病気以外では「糖尿病」や「高血圧症」を患っている皆さんも緑内障を合併する危険性があります。糖尿病の合併症として代表的な症状に網膜症が挙げられますが、この網膜症が悪化することによって最終的には緑内障を引き起こしてしまうケースがあるのです。

つまり、網膜症の症状が進行していくにつれて緑内障を発症し、結果的に失明してしまう恐れがあるというわけです。このように緑内障は様々な病気と合併して引き起こることもあるので、持病を抱えている皆さんは緑内障を発症しないしないよう、医師の元で適切な治療を続けていきましょう。

病気や薬の影響による「続発緑内障」

緑内障は非常に様々な要因から現われる病気ですから、どのような要因から発症しているのか、といった点に目を向けてみることは非常に重要です。眼圧の上昇や他の病気との合併症だけではなく、薬の成分が影響して緑内障になることもあります。

病気や薬の成分の影響によって発症するタイプの緑内障は「続発緑内障」と呼ばれ、正常眼圧緑内障や急性緑内障が引き起こる原発性の緑内障とはまた違ったメカニズムで発症しています。原発性の緑内障は目の構造が影響して現われる緑内障ですが、続発緑内障は元々の原因が病気や薬の成分なので、同じ緑内障でも症状が現われる要因には大きな違いがあることをよく理解しておくようにしましょう。