タバコやアルコールも緑内障発症の要因

タバコやお酒に含まれるアルコールも緑内障発症の要因の一つ

定期的に眼科に通う習慣をつけて

視野が欠けてしまう病気である「緑内障」の発症原因は、主に眼圧が高くなることによる視神経へのダメージです。何らかの要因によって眼圧が高くなると、視神経が圧迫されて傷ついてしまいます。一度傷ついてダメージを受けてしまった視神経は回復することがないため、欠けてしまった視野は元には戻りません。緑内障が完治しない病気と言われるのはそのためです。もちろん、緑内障も眼科で治療を行ないますし、点眼薬などの薬を使った治療も受けられます。

ただし、これは緑内障を完治させるための治療ではなく、緑内障の症状を少しでも和らげるために行なう治療なので、治療を行なっても失われた視野は回復しないのです。緑内障を発症しても比較的広い視野を保っておくためには、やはり症状の早期発見が第一です。発症していることが早期の段階で分かれば、緑内障の症状に対してもすぐに治療を始めることができますし、悪化もせず症状を落ち着かせることもできます。

しかし、緑内障は自覚症状が見られない病気としても知られていることから、初期段階で患者自身が緑内障であることに気付くケースはほとんどありません。早期に緑内障を発見するためには、眼科で定期的に検診を受けることが重要ですので、特に40代以降の中高年の皆さんは定期的に眼科に通う習慣をつけると良いでしょう。

タバコやお酒も緑内障発症の要因に

このように緑内障は主に眼圧による視神経へのダメージが原因と見られていますが、実は「目の成人病」と呼ばれるほど生活習慣が関わっている病気でもあります。眼圧が高くなる原因が普段の生活習慣に隠されているため、生活習慣の乱れによって緑内障を発症してしまう危険性が高まってしまうのです。特にタバコやお酒といった嗜好品は生活習慣への悪影響が大きく、緑内障を発症しやすい状態を作ってしまうので危険です。

もちろん、タバコを吸ったからといってすぐに緑内障になるわけではありませんし、お酒を毎日飲んでいる人が必ずしも緑内障になるわけでもありません。タバコやお酒は直接的な要因ではありませんが、タバコに含まれているニコチンやお酒に含まれているアルコールを摂り過ぎることによって、身体的に悪影響が現れるようになることは事実です。

タバコやお酒は様々な生活習慣病を引き起こす要因となっていますから、目の成人病と呼ばれている緑内障に関してもタバコを吸う習慣やお酒を飲む習慣が影響して発症することが多いのです。タバコやお酒を好んでいる皆さんがすぐにやめることは難しいかと思いますが、1日のタバコの量を減らしたり、徐々にお酒を飲む量を少なくしていったり、健康のことも考えながら生活を送るようにしてください。

慢性的な眼精疲労にも注意して

また、タバコやお酒の他、糖分を摂り過ぎることも緑内障を発症しやすい状態にさせてしまいますし、食事の栄養バランスが崩れている、運動不足、睡眠不足、ストレスや疲れが溜まっているなど生活面で何らかの問題を抱えている皆さんは緑内障を発症するリスクが高い状態と言えます。

中でも慢性的に眼精疲労を感じている皆さんは眼圧が高くなりやすいため、知らず知らずのうちに視神経がダメージを受け、緑内障を進行させてしまっていることも少なくありません。普段から目を酷使している皆さんは、眼精疲労が溜まらないよう休憩を取りながら作業をしたり、目の体操やツボ押しなどを試してみたりすることもおすすめです。もちろん検診を受けることも忘れずに、緑内障の発症を予防していきましょう。