目の疲れやドライアイと緑内障

緑内障は現代人の悩みからも発症、目の疲れやドライアイを感じたら

近視の人は特に注意するべき「緑内障」

視野が欠けていくだけではなく、最悪の場合は失明してしまう恐れもある病気が「緑内障」です。緑内障は視神経にダメージが加わることで発症するため、視野が欠けるという症状が現れることが特徴的です。視神経へのダメージが加わる原因としては、主に眼圧の上昇が挙げられますが、特に眼圧の数値に問題がない場合にも視神経が傷ついてしまうこともあるので注意が必要です。

例えば、元々近視である皆さんの場合は、近視の状態が影響して視神経にダメージが加わることがあります。中でも視力が非常に低い「強度近視」の場合は網膜が薄くなってしまっているため、より視神経がダメージを受けやすい状態となってしまっているのです。強度近視である皆さんは、ちょっと刺激を与えただけでも視神経が傷ついてしまうことがありますので、眼圧の数値に関係なく緑内障の発症には十分注意するようにしましょう。

近年では眼圧が高くない場合でも「正常眼圧緑内障」を発症する患者が増えてきています。正常眼圧緑内障は眼圧に異常がない場合でも発症するので、眼圧検査だけではなく、眼底検査や視力検査など様々な検査を受けることが重要です。もし少しでも不安があれば、すぐに眼科を受診して検査を受けるようにしましょう。

蓄積された眼精疲労が影響する場合も

そして、緑内障は現代人である私たちの悩みが発症原因となるケースもあります。皆さんは日頃から目をよく使っているでしょうか?酷使しているとはいかずとも、目の疲れを感じたり、目が充血したり、目の周りの筋肉が痙攣したり、といった症状が現れている場合は眼精疲労が溜まっていることが考えられます。最初は少し疲れ気味に感じている場合でも、その疲れが段々と蓄積されていき、目に大きな負担をかけてしまうことも少なくないのです。

こうして溜まっていった眼精疲労によって、次第に視神経にもダメージが現れやすくなります。つまり、蓄積された眼精疲労が影響して緑内障を発症してしまう恐れがある、というわけです。眼精疲労が原因の緑内障は、特に目を酷使している状態、眼圧が一時的に高くなる状態が続くことで発症しやすいと見られています。

パソコンやスマートフォンの画面を長時間凝視している、何時間もゲーム画面に向かっている、画面に近い場所でテレビを観ている、といったような行動は現代人にありがちですが、このような行動は最も眼精疲労に繋がりやすく、緑内障発症の危険性を高める要因にもなっています。

現代人は「ドライアイ」にも注意!

また、パソコンやスマートフォン、ゲーム、テレビなどの画面を長時間凝視することは、眼精疲労の他にも「ドライアイ」を引き起こす恐れもあります。ドライアイは目の表面が乾いてしまう病気のことで、眼精疲労と同様、現代人に見られがちな症状です。パソコンやスマートフォンの画面を凝視していると、まばたきをする回数が自然と減ってしまいますよね。すると目の表面は乾きやすくなり、やがて慢性化することでドライアイになってしまうのです。

ドライアイにならないようにするためには、普段から意識的にまばたきをして目の表面が乾かないようにする、目薬を差して乾燥を防ぐ、目が疲れたらすぐに休めるなど、一人一人が今からできる予防策を始めることが大切です。ドライアイは緑内障の直接的な原因にはなりませんが、やはり眼精疲労も重なると緑内障発症のリスクは高まりますし、ドライアイと緑内障を併発することもありますので、目の不調を感じたらまずは医師に相談するようにしましょう。