急性の緑内障・生まれつきの緑内障

急性の緑内障を発症する場合もあれば生まれつき緑内障である場合も

まずは目の変化に気付くことから

「緑内障」は徐々に時間をかけて視野や失われていく病気です。もちろん、適切な治療を受けることによって視野が欠けないよう症状の進行を抑えることはできますが、症状が現れているにもかかわらず放置し続けているとますます状態は悪化し、最終的には失明する危険性もあるので注意が必要です。緑内障が発症する原因としては、主に眼圧の上昇が挙げられます。何らかの要因によって眼圧が上がることで、視神経が傷つき、視野が欠けてしまうのです。

一度傷ついてしまった視神経は機能を回復することはないので、緑内障は生涯付き合っていなければならない病気としても知られています。症状の進行を遅らせたり、進行を抑えたりすることはできても、失った視野を取り戻すことは難しいのです。そのため、緑内障は早期発見・早期治療が大変重要なものとなっています。

症状が現れていることに早く気付くことができれば、その分だけ早く治療を始めることもできますよね。緑内障治療は早めの対処がカギとなっていますので、自分の目に異変を感じた場合はすぐに眼科を受診しましょう。失明の危険性がある病気ですが、早期発見できれば治療によって普段通りの生活を送ることも十分可能です。まずは変化に気付くことに注意しておきましょう。

急激に眼圧が上昇し、痛みが現われる「急性緑内障」

ただ、緑内障のタイプによっては突然目の痛みが引き起こる「急性緑内障」などもあり、突如として緑内障の症状が現れる場合もあるので、様々な緑内障があるということもよく知っておく必要があります。急性緑内障は急激に眼圧が上昇し、目の痛み、頭痛、吐き気、胃痛、視力低下などの症状が現れるようになり、症状を放っておくと失明する恐れもあり大変危険です。これは急性緑内障の発作と呼ばれるもので、発作が起きたらすぐに対処することが必要とされています。

しかし、急性緑内障の発作は頭痛や吐き気といった症状が現われることから、眼科ではなく内科を受診してしまうケースも多く、症状の発見が遅れてしまうことも少なくありません。急性緑内障の発作が起きる前にも、人によっては少し目の痛みを感じることがあったり、目がかすみがちだったりすることがありますが、気付かないことがほとんどです。もし急激に目の痛みを感じるようになったら急性緑内障の発作であることが考えられますので、まずは眼科を受診して症状をよく診てもらうようにしましょう。

生まれつきの「発達緑内障」

その他、緑内障は生まれつき症状を抱えているタイプのものもあります。「先天性緑内障」とも呼ばれていますが、発達過程において発症することから「発達緑内障」と呼ばれることもあり、発達緑内障においては「早発型」と「遅発型」に分類することができます。

緑内障の症状が現れる時期の違いから早発型と遅発型に分けられるわけですが、基本的に早発型は新生児?10歳まで、遅発型は10代?20代に発症すると見られています。発症確率の傾向としては早発型が多く、特に生まれてから1年以内に発症するケースがほとんどとされています。生まれつき症状を抱えているとなると遺伝による緑内障の発症と考えてしまうかもしれませんが、発達性緑内障には遺伝性はないものと考えられています。

ただ、症状が現れたらすぐに対処することが必要となりますし、眼圧が下がらない場合は何度も手術を受けなければならないこともあります。生涯に渡って緑内障と付き合っていくことになりますので、医師とよく相談しながら適切な治療を受けるようにしましょう。