眼圧が高くない場合の緑内障

眼圧は高くないけれど緑内障になることはあるの?

緑内障には眼圧以外にも発症する原因があるそうですが、特に眼圧が高くなくても緑内障になることはあるんでしょうか?

眼圧が正常値でも緑内障が発症することはあります。

「正常眼圧緑内障」は、眼圧が正常値の場合でも発症する緑内障です。一般的に緑内障というと眼圧が高くなることで発症すると考えられていますが、正常眼圧緑内障の場合は眼圧の数値が正常であっても視野が欠けてしまうなど緑内障の症状が見られるようになります。どうして眼圧が正常値なのに緑内障を発症するの?と不思議に思う皆さんも多いかもしれませんね。

しかし、緑内障の発症原因は眼圧の上昇だけに止まるものではありません。もちろん、眼圧の数値が高い皆さんは緑内障を発症しやすい状態と言えますし、実際に発症するリスクも高いのでしっかり予防することが必要となりますが、眼圧が正常値である皆さんは眼圧の数値以外の面で発症リスクを抑える必要があります。

正常眼圧緑内障のメカニズムはまだハッキリと分かっていませんが、視神経に何らかのダメージが加わっていることによって視神経自体の働きが弱くなり、緑内障の症状を発症してしまうと考えられています。眼圧が高くなるタイプの緑内障では、眼圧の上昇が視神経へダメージを与えることになるので、眼圧が高くなることで緑内障を発症します。これが一般的な緑内障の発症メカニズムですが、正常眼圧緑内障の場合は、眼圧上昇以外の何らかの要因が重なることで視神経がダメージを受け、その結果として緑内障が発症すると見られているのです。

考えられる要因としては、目の周りの血行不良、強度近視、不規則な生活習慣などが挙げられます。血行不良の状態は眼圧が高くなくても緑内障にかかりやすいとされているため、普段から血行不良や冷え症に悩まされている皆さんは十分に注意しておきましょう。

また、視力が極度に低い強度近視である皆さん、生活習慣に問題を抱えている皆さんも、正常眼圧緑内障にかかりやすい状態と見られます。特に現代人である私達は生活習慣が乱れやすくなっていますので、食事や運動、睡眠といった基本的な習慣を見直しつつ、タバコやお酒などの嗜好品についても量を調節するなど自ら対処することが大切です。まずは発症を予防するために定期的な検診を欠かさないこと、少しでも不安があればすぐに医師に相談することを心がけておくようにしましょう。