目の表面が乾いてしまう「ドライアイ」

目の表面が乾いてしまう「ドライアイ」には涙の量や質に大きな変化が

目の表面が乾いてしまう「ドライアイ」

最近目がよく乾く、目が痛くなって涙が出る、目が疲れやすい、目がゴロゴロして異物感があるなどの症状を感じたことはありませんか?その他にも目がかゆくなる、充血する、視界がかすみやすい、光を眩しく感じるなどの症状がある場合も要注意です。こうした症状は「ドライアイ」の特徴で、放っておくとますます状態が悪化してしまう恐れがあります。

目の病気には様々なものがありますが、ドライアイにもまた目の病気の一つです。涙の量に変化が見られることから目の表面が乾いてしまい、その結果角膜や結膜がダメージを受けることによって発症します。涙の量が減ってしまうだけではなく、涙の質が悪くなってしまっている場合にも目は乾きやすくなりますから、同様にドライアイになりやすい状態と言えるでしょう。

「ドライアイ」の2つのタイプ

では、ドライアイはどのような原因から発症する病気なのでしょうか?ドライアイの症状は大きく2つのタイプに分けることができます。1つは「涙液減少型ドライアイ」もう1つは「蒸発亢進型ドライアイ」です。涙液減少型ドライアイは涙の量が減少してしまうことで発症するタイプで、目が乾いても正常に涙が分泌されず、目の表面が乾いたままの状態になってしまうという特徴があります。

しかし、その一方で涙が分泌されても蒸発してしまい、目が乾いてしまうということもあります。これが蒸発亢進型ドライアイの特徴です。涙は目の乾燥を防いでいる「水層」と「ムチン層」、涙が蒸発することを防ぐ「油層」によって構成され、角膜を保護してしますが、蒸発亢進型ドライアイの場合は油層の分泌に異常が見られることから涙が蒸発しやすい状態になります。その結果、目も乾燥してしまい、ドライアイとなってしまうというわけです。

ドライアイは病院で治せるの?

このようなドライアイの症状が見られる患者数は近年増加傾向にあるのですが、まだハッキリとした治療法はありません。現段階では点眼薬によって涙の量や質を安定させ、角膜や結膜が受けたダメージを修復していくことがドライアイの一般的な治療法となっています。

つまり、点眼薬を使わずに症状を放置し続けていると、角膜や結膜のダメージはますますひどくなるばかりで、ドライアイの症状も悪化してしまうということなので、まずは目に異変を感じたらすぐに眼科を受診して状態を診てもらうようにしてください。もしドライアイになってしまっているようであれば、医師の指示に従って点眼薬による治療を行ないましょう。

ドライアイと眼精疲労の関係

また、ドライアイは眼性疲労とも併発しやすく、普段からパソコンを使うことが多い皆さんに発症リスクが高い病気とも考えられています。長時間パソコンの画面と向き合っていると、まばたきが少なくなると同時に目が乾きやすくなる傾向があります。仕事でパソコンを使う場合などは特にまばたきを意識するなど、皆さん自身が注意していないとドライアイの症状がどんどん悪化してしまう恐れがあるため、一人一人の心がけが重要となっています。

ドライアイになるほど目を酷使していると、眼精疲労も蓄積しやすくなり、様々な眼病を引き起こす要因にもなるのでその点にも注意が必要です。視野が欠けてしまう病気である「緑内障」は、ドライアイや眼精疲労が直接的な原因とは考えられてはいないものの、目を酷使することで発症しやすくなると考えられているので、緑内障の発症を防ぐためにも目のトラブルは早めに対処することをおすすめします。